聖☆おにいさんが表す日本人の宗教観
こんにちは!さわこです。
今回はこちら
『聖☆おにいさん』です!
この漫画は日本人の宗教観を実に上手く描写しているなと感じたので、それについて語ります。
〜お品書き〜
- こんにちは!さわこです。
- 概要
- あらすじ
- 本題
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概要
『聖☆おにいさん』は中村光による宗教を題材にしたギャグ漫画で「モーニング・ツー」にて連載中です。
「このマンガがすごい2009 オトコ編」で1位、手塚治虫文化賞短編賞受賞などの賞を獲得しています。
2013年にアニメ映画化され、2018年には監督は山田孝之、ブッダ役染谷将太、イエス役松山ケンイチ、脚本福田雄一という豪華な顔ぶれで実写ドラマ化されました。
あらすじ
世界が終わるとも言われた世紀末を乗り越えた仏教開祖ブッダとキリスト教開祖のイエスが有休を貰って下界でバカンスを楽しむため、2人が東京都立川にある「松田ハイツ」というボロアパートで共同生活をします。
2人を中心に町の人々や、お騒がせな天界の天使達と繰り広げられる宗教コメディー劇です。
ブッダは真面目で温厚な性格で、シャカ族の王子としてとてもセレブな生活を送っていましたが、29歳で出家し、35歳で悟りを開きます。
イエスは少し茶目っ気がある博愛主義者で、神の子として産まれ、30歳で洗礼を受け修行を積み、宣教を始めるが弾圧を受けて磔にされるが3日後に復活します。
本題
私はこの作品は日本人の宗教観をとても上手く表しているなと思います。
日本人はクリスマスパーティをするくせに初詣に行き、死んだら念仏を唱えてもらいます。ある意味自由な宗教観ですが、それが今の日本の文化になりつつあります。
また、日本は無宗教の人が多数派を占める国で、世界に日本を含め6ヶ国しかありません。
大戦後日本の国教は信仰の自由の元定められませんでした。
その結果宗教というものは実にふわっとした概念となってしまい、日本人と宗教という概念の間に距離が生まれました。そして起こったオウム真理教による数々の事件によってその距離は溝へと変わり、宗教に嫌悪感を持つ人も出てきました。
そもそも科学が発展したこの時代に嘘と創作で固められた宗教を信じようにも信じきれないわけです。
「いい事が起こったら神のおかげ、悪いことがあれば自分のせい。こんな考え方は神にいいとこ取りされてるだけ」と言われたら反論出来ません。
このように宗教について考える人もいればそもそも宗教について知識としては知ってるが関心が無い人もいるのです。
漫画の話に戻ると、『聖☆おにいさん』ではブッダもイエスも人間として扱います。
住んでる場所はその辺にある安いアパートで大家さんに怒られます。特売があれば走って買いに行くし銭湯に通ってお風呂に入ります。
そして水をワインに変える等彼らの逸話や奇跡は蛇口をひねるとワインが出てくるといったふうに全てジョークとして片付けてしまいます。
やってることは「イエスって水をワインに変えるらしいぜww」「スゲェwww」「死んだのに復活したらしいぜwww」「マジかスゲェwww」みたいな噂話のノリと一緒です。
これこそが日本の宗教観で、外国では宗教は生活の一部であり体の一部ですが、日本人からすると宗教は完全に他人なのです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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